今月に入ったあたりから、「なかなか当たらない」と騒がれはじめ、賞金が史上最高額にまで膨れ上がっていた連邦貯蓄銀行(カイシャ)の宝くじ「メガ・セナ」に、ついに当選者が出た。11日の抽選で14回分が蓄積されたメガ・セナを当てた人は、ただ1人で実に2億8900万レアルの賞金を受け取った。この額は、2015年にブラジリアで当選した人が受け、過去最高だった2億500万レアルを大きく上回っている。当選番号は、「23―24―26―38―42―49」だった。次のくじは15日に300万レアルから再度スタートするが、夢を求めて、これからもロテリカ(くじ売り場)には人が並びそうだ。
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長きにわたり喜劇界の人気俳優として活躍してきたルシオ・マウロが11日、4カ月前から呼吸不全で入院していたリオ市の病院で亡くなった。92歳だった。ルシオは草創期の1960年代からテレビ出演を果たしており、ブラジル最大の喜劇俳優の一人だったシコ・アニージオの代表作「ライムンド先生」の共演者としても有名だった。80歳を超えても元気に現役をつとめ、息子で人気コメディアンのルシオ・マウロ・フィーリョと共演したりもしていた。
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11、12日に行われたサッカーの全国選手権第4節、パルメイラスは敵地でのアトレチコ・ミネイロとの首位攻防戦を2―0で制し、逆転で首位に躍り出た。また、サントスが3―0でヴァスコ・ダ・ガマ、サンパウロが1―0でフォルタレーザに勝ち、パルメイラスと勝ち点同点で2位と3位。上位3チームをサンパウロ州勢で独占している。