ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)は「第13回文化まつり」を25、26日にサンパウロ市の文協ビル(Rua São Joaquim, 381, Liberdade)全体を使って開催する。一般市民に日本文化を知ってもらう目的で開催され、昨年は1万3千人以上の来場を記録。今回のテーマは「レガシー(遺産):ブラジル、日本、そして私」。
生け花や書道の展示、茶道や剣道の実演見学、日本舞踊のショーなどもあり、折り紙や歌舞伎メークの体験も楽しめる。今回の新企画として、日本の秋葉原などで有名な「メイド喫茶」も出店する。可愛らしいメイド服のコスプレをした女性が対応してくれるという。25日には大講堂でパラナ州からも含めた地方の日系団体など9チームがYOSAKOIソーランを披露する。
食のコーナーでは焼きそばやお好み焼きもあり、「シェフコーナー」では今年もサンパウロ市有名日本食レストランが出店し、本格的な料理を楽しめるという。その他、雑貨店も40店が出店予定。
案内に来社した大久保カルラ実行委員長は、「日本文化をたっぷり体験できる機会。ぜひ来てほしい」と語り、石川会長も「どんどん食べて体験して楽しんで」と来場を呼びかけた。
同イベントは入場無料。開催時間は、25日は午前10時から午後7時、26日は午前10時から午後5時まで。同イベントを通して得られた収益の一部は希望の家福祉協会、社会福祉法人こどものその、やすらぎホームに寄付される。問い合わせは文協(電話=11・3208・1755)まで。