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 在聖総領事館の安全情報によれば、サンパウロ市所在の日系企業に14日、詐欺と思われる電話があった。同社の固定電話に同社社長を名乗る人物から日本語で「アジアで会社を買収する話があり、英国の弁護士と相談したところ、ブラジルの拠点から資金を拠出するのが良いと言われた。そのため、100万ユーロを口座に振り込んでほしい」というものだった。電話の受け手は、時刻が日本の深夜であり、社長が自ら電話することはないと考え「検討する」と答え、電話を切った。その後電話をかけ直すと、実在のブラジル政府機関の「女性・家族・人権省」の自動音声が流れた。発信番号が日本の本社のものと同じだったことから、計画的な犯行と思われる。駐在員などは不審な電話に用心を。問い合わせは同領事館(電話=11・3254・0100)まで。