サンパウロ市でバスに対する苦情が急増しているという。市内を走行するバスを管轄するSPトランスによると、1月から4月のバスに関する苦情は、昨年同期と比べて18・4%増えているという。また、最も苦情が多い20路線のうち、13路線が南部、7路線が東部にあり、14路線はCPTMの駅からセントロへとつながるものだったという。とりわけ、サンカエターノ~ショッピング・メトロ・タトゥアペ間の575A/10線が苦情数68で断然トップだった。苦情として最も多かったのが「バスの到着間隔のいい加減さ」で、「運転手が乗り降りするバス停無視」「乗務員の接客態度の悪さ」と続いている。改善はされるか。
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サンパウロ州プライア・グランデのノッサ・セニョーラ・ダス・グラッサ教会に4日、強盗が入り、その場にいたジョセフ・トーマス神父と給仕の女性を縛り、金銭や神父の所持品を盗んで逃げた。この事件は、同日朝のミサ終了直後に起こったという。盗まれた金のうち6千レアルは、その教会で行う6月祭(フェスタ・ジュニーナ)のために使われる予定だった。奪われた金が戻るのがベストだが、フェスタが開かれることを願いたい。
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昨日付本欄で報じた、サンパウロ大都市圏カラピクイーバの州立校生徒(12~15歳)が授業中に教師に椅子などを投げつけて補導された件だが、補導されたままだった生徒3人は5日、サンパウロ市ブラスにある少年院に送られた。同院への収監は45日間の予定だという。また、同市検察局は、先に保釈された7人の生徒についても少年院行きを望んでいるという。