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《ブラジル》調査機関が、生活に最低限必要な賃金を発表=法定最低賃金の4倍以上

 ブラジルの労組間社会経済調査・統計所(Dieese)は6日、夫婦2人、子供2人の4人家族の生活費を満たすために最低限必要な金額は月額4259・9レアルで、法定最低賃金998レアルの4・27倍であると発表した。
 Dieeseは毎月この数値を出している。「必要最低限の生活費」の定義は、ブラジル憲法が定める、住居、食料、教育、医療、余暇、被服、衛生、移動、社会保障の各費用のことだ。
 「必要最低限の生活費」の計算は、調査対象となる17州都の内、セスタ・バジカと呼ばれる生活必需品の製品群の平均価格が最も高い州都の価格を使って行れる
 5月の場合、セスタ・バジカの価格が最も高かったのはサンパウロの507・07レアルで、最も低かったのはサルバドールの392・97レアルだった。
 Dieeseが4月に出した「4人家族が暮らすために最低限必要な収入」は4385・75レアルで、法定最低賃金の4・39倍だった。4・27倍だった5月は、落差が若干縮まったことになる。(6日付UOLサイトより)