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 11日付本欄でも報じた、サンパウロ市での俳優ラファエル・ミゲルさん(22)と彼の両親殺害事件に関する詳細の一部が明らかになった。現在逃走中のパウロ・クペルチーノ・マチアス容疑者は、娘のイザベラさん(18)がラファエルさんと交際していると知って激怒し、イザベラさんの外出と携帯電話での通話を8カ月間禁止していたという。ラファエルさんの両親はイザベルさんの家の近くへ二人を迎えに行った後、パウロ容疑者と話そうとしてイザベルさん宅に向かったところ、3人共、殺されてしまった。
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 12日付アゴラ紙によると、サンパウロ市では、バス車内のビリェッテ・ウニコの自動改札機の上に、顔判別機能付の小型カメラを設置し、ビリェッテの所有者自身が使用しているか否かを確認。これにより、ここ2年間で33万1641枚のビリェッテの不正使用を防いだという。ビリェッテ・ウニコの不正使用はたびたび問題になっており、サンパウロ市もその対策として使用制限を厳しくしたりして、利用者が混乱する事態もしばしば生じていた。不正使用が完全になくなるのは難しいかもしれないが、カメラの効果が大きなものだったことは確かだろう。
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 サンパウロ市は11日付の官報で、女子サッカーのW杯が行われている時間帯は仕事を行わないようにすることを定めた。必要性が高い業務は別だという。対象となるのは、当面は今日13日の午前11時(試合開始は午後1時)からと18日の午後2時(同午後4時)からとなる。グループリーグを勝ち抜くと、対象日時がさらに増える可能性がある。