このところ話題のハッキング被害を受けて、ボルソナロ大統領はワッツアップやテレグラムといったアプリを使った通話をやめることにしたという。ただでさえ、ツイッターでの問題発言が多い大統領だけに、より一層の注意が必要か。また、13日は下院で社会保障制度改革のための特別委員会があったからまだ目立たなくて済んでいるものの、12日にインターセプトから暴露されたモロ法相とダラグノル捜査官の会話は、省略されていたところもすべて明確にされ、最高裁との関係につながる疑惑も浮上するなど、9日漏洩分よりさらにたちが悪い。この危機を乗り越えることはできるか。
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13日の女子サッカーW杯、ブラジルはオーストラリア相手に幸先良く2点を先制したが、その後、逆転され、3対2で試合を落とした。故障を押して出場のエース、マルタが先制点、ジャマイカ戦でハットトリックを決めたクリスチアーネが2点目を決める理想的な展開だったが、途中から浮き足立ち、決勝点は痛恨のオウンゴールだった。次戦は18日の対イタリア戦。グループリーグ通過のためにも、なんとか踏ん張ってほしいところだ。
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他方、男子のサッカーでは、今日から自国開催のコパ・アメリカが開幕する。開幕戦出場のセレソンは、午後9時30分より、サンパウロ市モルンビ・スタジアムでボリビアと戦うが、果たして実施が噂されているゼネストの影響がどうなのか、気になるところだ。また、今大会でゲスト参加の日本代表は、17日にモルンビ・スタジアムでチリと対戦する。