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リオ州=マリカ市でジャーナリスト殺害=1カ月の間に2人目の犠牲者

バロス氏殺害について報じた19日付G1サイトの記事の一部

バロス氏殺害について報じた19日付G1サイトの記事の一部

 リオ市近郊のマリカ市アラサチバ区で18日夜、地元のニュース・サイト、レイ・セッカ・マリカ(LSM)の創始者でジャーナリストのロマリオ・ダ・シウヴァ・バロス氏(31)が射殺される事件が起きた。
 目撃証言によると、襲撃当時、バロス氏は車の中にいたが、銃弾3発を浴びて死亡したという。
 市警では、現場付近の防犯カメラの映像を分析して、現場の状況を確認すると共に、犯人究明の手がかりになりそうな情報を探しているが、19日昼過ぎの時点では、詳細は何も明らかにされていない。
 バロス氏の葬儀は同市市議会で行われる。同市市役所と同市市議会、リオ州ジャーナリスト協会は19日に、同氏への追悼の意を表明した。
 マリカ市では、5月25日夜も、地元紙「オ・カリカ」社主のロブソン・ジオルノ氏がボケイロン区の自宅の前で殺されるという事件が起きたばかりだ。
 ジオルノ氏はアヴァンテという政党に所属しており、来年の市長選に同党から出馬する意向だったという。
 ジオルノ氏殺害の折は、同市市役所とアヴァンテのリオ州支部、全国新聞協会が追悼の意を表明した。
 ジオルノ、バロス両氏の殺害事件は、ニテロイ/サンゴンサロ両市担当の市警殺人課が扱う。市警では、電話21・2253・1177で、市民からの情報提供を受け付けている。(5月26日、6月19日付G1サイトより)