6月30日、ウルグアイで大統領選の予備選が行われ、主要各党の候補が正式に選ばれた。2日付現地紙が報じている。
この予備選は、本番の選挙を約4カ月後に控えた現状での支持率がわかるため、今後の展開にも重要な意味を持つ。国民は主要3党の候補者の中から、各党の支持候補1人ずつと、支持政党一つを選ぶことができる。
1日に発表された開票結果によると、国民の41・6%が、現在は野党の保守政党、全国党(PN)を支持していることがわかった。
2004年以降、与党を守り続けている左派連合の拡大戦線(FA)支持者は23%で、中道政党のコロラド党は16・8%で3位だった。
党内での候補争いは、PNがルイス・アルベルト・ラカジェ元大統領(1991~95年)の息子ラカジェ・ポウ氏(44)が、話題となっていた企業家のフアン・サルトリ氏らを押さえ、大統領候補となった。
工業、農業の不振による景気低迷で苦しむタバレ大統領(FA)の後任候補には、ホセ・ムヒカ元大統領が推薦したカロリナ・コッセ元工業相を振り切った、元モンテビデオ市長のダニエル・マルチネス氏(62)が選ばれた。
コロラド党では、経済学者のエルネスト・タルヴィ氏(62)が、2004年以来の大統領返り咲きを目指したフリオ・マリア・サンギネッティ氏(83)を破り、候補となった。
大統領の本選は10月27日に行われる。
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