ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の「6月度代表者会議」が先月27日、文協ビル内の文協大講堂前ホールで行なわれた。今週末に行われる日本祭りについては、谷口ジョセ眞一郎実行委員長が、昨年のガス問題を受けた対応策など報告。「明日始まっても良いくらい準備が出来ています」と自信たっぷりに語った。
冒頭、山田会長は挨拶で「いよいよ日本祭りが来週に迫った。1年間頑張ってきた成果を見せる時。力を合わせて頑張りましょう!」と力強く呼びかけた。
谷口実行委員長からは、6月に二度ブラジリアまで行き、連邦政府と支援金について交渉したと発表。「83万レアルの援助を貰えることになった」と報告した。
また、昨年最も問題になったガスのトラブルは、前日に自分のブースを確認するように呼びかけた。当日のガス問題に対する連絡先は、「8人のボランティアが対応する。担当場所を決めて、指定地区にいてもらう」と発表。「実際に修理等の対応ができるガスの専門家は2人、もしくは消防隊なので、万が一のことがあればその人達が対応する」と補足した。
続いて、高野ジョルジ会長(山梨)が、8月10日に栃木県人会館で行われる「ASEBEX創立60周年式典」について告知し、「各県人会の会長、及び研修生1~2名に参加してほしい」と呼びかけた。
県連から参加する目的として、各県人会会長の高齢化に言及。「若い人たちにバトンタッチするために、これから県連とASEBEXが共同で意見交換やイベントなどもやっていきたい」と述べた。
また、議題では県連で最も古い事業である「第33回県連ゲートボール大会」が8月18日に行われることや、日本語スピーチコンテストと弁論大会を9月29日に開催することが発表された。
日本祭り分を入れた5月度会計報告は収入29万4408・47レ、支出は22万5018・96レとなった。
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6月県連代表者会議で谷口ジョゼ眞一郎日本祭り実行委員長は、「窃盗等の被害報告が多い。だが、一時は導入が決定していたDEATUR(観光警察)が取り消しになった。会場に交番設置をする計画もあったが、まだはっきりしていない」と難しい表情を浮かべていた。昨年と同様に軍警はいるそうだが、谷口実行委員長曰く「いても窃盗等の被害は多かった」とのこと。日本祭りに限らず、人が集まる場所に行く場合は、念には念を入れて盗難に注意する必要がある。手荷物を椅子の横や下に置く場合は、必ず目を離さないこと。食事をするときも、手荷物を椅子にくくりつけるなどの工夫をした方がいいかも。