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県連日本祭り=岐阜が料理出展と郡上踊り=「若手の参加を促したい」

郡上踊りを初披露した皆さん

 「若手に参加してもらいたくて、今回初の試みを行いました」――郡上踊りを披露後、長屋充良(みつよし)会長は笑顔で取材に応えた。岐阜県人会では、今回初めて同県の伝統的な盆踊りで、日本三大盆踊りの一つである「郡上踊り」に挑戦した。昨年まで「業者に頼んでいた」という郷土食広場も、会員らで料理を提供し結束力を高めた。
 6日午後3時10分、緑ステージで「郡上踊りと郡上節」を公演した。この日のために会以外からも人を誘い、20人以上が参加。一同は浴衣を着て円になり、練習した踊りを楽しげに披露した。

舞台公演の様子

 公演後、長屋会長は「岐阜県で何百年続く伝統文化を継承する一旦を担えればと思い、今回郡上踊りを踊った。87歳の高齢者も参加し、皆で楽しく踊れた」と喜んだ。また、勢いを増す岐阜県人会の活動について「3日にはジャパン・ハウスで講演会を行い、日本へ留学した3人が発表した。それには県庁の支援もあり、さらに県から2人もわざわざ来て下さった」と語る。

岐阜県名物の「五平餅」

 公演で着た浴衣は「岐阜県郡上市の方々が70着寄付して送ってくださった。下駄や帯は県庁から。本当にありがたい」と感謝の言葉を口にした。今後についても「郡上踊りを日本祭りでやり続けたい」と意気込んだ。
 郷土食広場では、たこ焼きや五平餅、けいちゃん味噌やきそば、わらび餅等を提供。58人のボランティアで手分けをして働いた。