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県連日本祭り=日本等からの公演者も大健闘=けん玉、歌などで盛り上げ

 今月5、6、7日の3日間開催された日本祭りの舞台公演には、日本からも歌手やパフォーマーが来伯した。今年初参加の人も多く、気合の入ったショーは日系人だけでなくブラジル人も楽しませた。

けん玉選手の秋元悟さん

 国際交流基金が招待した、2014年けん玉ワールドカップ3位の世界的有名けん玉選手、秋元悟さん(36、東京都)は、メインステージで3日間公演し、さらに常設ブースでワークショップとけん玉のパフォーマンスを行った。「けん玉は1万以上も技がある。今回のショーでも色々な形のけん玉や技を披露した」と語る。
 ブースでは、昨年ブラジル人で初のけん玉ワールドカップ出場者であるマウリシオ・サンタンナさんを助っ人として、来場者のけん玉技の勝ち抜き戦を開催した。「皆上手だった。是非ユーチューブやSNSを見て技のやり方も学んでほしい」。

様々な形のけん玉でパフォーマンス

 また、ブースでのパフォーマンスは「会場の反応がとても温かくて、失敗しても最後まで見て拍手もしてくれた」と喜び、「けん玉は、物があればすぐに始められる。色々な技にチャレンジしてもらえれば」と語った。

Zenkyuさん

 日本からの歌手も会場を盛り上げた。アマチュア歌手のZenkyuさん(本名、小川善久さん)は、アマゾン日本人移民90周年記念の曲「この地に舞い降りたのは」、日本人移民110周年記念曲「百年と十年の轍(わだち)」などを披露し、コロニアの観客を感動させた。

歌のモデルとなった垣添惠子さん

 歌のモデルとなった垣添惠子さん(77、愛媛県)は、家族とともに来場した。Zenkyuさんとは7年間の付き合いで、ブラジルへ来る度に家に泊めて夜遅くまで話し込む。「私が移住した時のことを話すと、彼が自分なりの見方で曲を作る。きっともう一曲作ってくれるわ」と期待を込めて舞台を見た。

トシ・カプチーノさん

 公演後、Zenkyuさんは「さっき日系人のおじいさんから『よく私のことを歌ってくれた』と握手を求められた。ブラジル人にCDの購入もしてもらえ、来て良かった」と笑った。さらに奇抜な衣装で注目を浴びた、米国ニューヨーク在住のトシ・カプチーノさんは「ブラジルで頑張る皆さんのために歌えて良かった」と語った。