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三重県人は宣伝下手?

 先日、県連日本祭りが開催され、約19万人来場の盛況を博した。オーリャ子も会場へ出向き、出身の三重県ブースを覗いたが、昼食時で他県ブースが混み合う中、なぜか閑散としていた。
 三重県ブースでは椎茸ご飯、唐揚げ、いちご大福を販売。いちご大福は三重県発祥だが、他は「郷土食」だと聞いたことはない。とはいえ椎茸ご飯は醤油ベースの味付けがしっかり染みこんでおり、唐揚げはサクッとしていて美味しい。購入者の列ができないのを疑問に思った。
 県民が誇る三重発祥の郷土食としては、味噌かつ、天むす(海老の天ぷらを具にしたおにぎり)、とんてき(甘辛いソースを絡めた豚肉のステーキ)、「赤福」に代表される餅菓子などが代表格。だが、日本ではお隣の「名古屋名物」だと思っている人が非常に多く、全く残念だ。
 三重県は良いものをもっているが、宣伝がうまくない。「ブラジルでもそうなのか」と、三重出身者としてもどかしい思いを抱いた。(大)