日伯福祉援護協会(与儀上原昭雄会長)傘下の高齢者養護施設さくらホームは、さくらクラブと共催で「第51回桜まつり」を7月20~8月11日の週末8日間、午前9時から午後4時まで、サンパウロ州カンポス・ド・ジョルダン市の同ホーム(Av. Tassaburo Yamaguchi, 2.180, Vila Albertina, Campos do Jordão)にて開催する。
見頃を迎える約600本の雪割り桜が約14ヘクタールの広大な敷地を彩る。会場では日本舞踊や太鼓、ロシア、アラブ、リトアニアなどの伝統芸能ショーも披露される。
援協手作りの焼きそばに加え、焼き魚定食や天ぷらなど各種日本、ブラジル食を販売。また約60のバザリスタが衣服、アクセサリー、手工芸品なども取り扱う。
会場内には昨年、日本庭園風の小さな滝や鯉の泳ぐ池、それを跨ぐ橋が造設され、仏像も設置。日本の古都を思わせる風景が広がる。
会場内の小高い丘の遊歩道を上がると、高美台からは丘の周囲に植えられたラベンダーと桜の共演も見られる。子供も十分に楽しめるよう、シーソーなど遊具を揃えた小遊園地も用意。
毎年恒例の桜まつりは、援協最大規模の催しで、8日間を通して約2万人が来場する。
同市は標高約1700メートルに位置し、避暑地として知られる。
桜まつりの入場料は20レアル。約400台収容の駐車場があり、駐車料は10レアル。
7月20日を除く7日間は送迎バスも出ており、入場料込みで会員は90、非会員は95レアルにて利用可能。午前6時半にリベルダーデ区の援協本部(Rua Fagundes, 121)を出発し、午後3時半に会場を出る。なお予約が必要、先着順。
案内に来社した足立操援協事務局長、辻雄三同ホーム運営委員長は「雪割り桜は見頃が長く楽しめます。焼きそばやマスの焼き魚を食べて、ゆっくり花見を楽しんでください」と呼びかけた。
桜まつりに関する問い合わせ、送迎バスの予約は援協会員課(電話=11・3274・6494/3274・6523)まで。
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