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サンパウロ州=バス天井にぎっしり1トン=新手の大麻密輸手法を摘発

天井全体に並べられた大麻(25日付G1サイトの記事の一部)

 サンパウロ州道路警察(軍警)が25日、同州内陸部のプレジデンテ・ベルナルデスで、天井に大量の大麻を隠して運んでいたバスを摘発し、運転手を逮捕したと同日付現地紙サイトが報じた。
 大麻を隠したバスが摘発されたのは、ピラポジーニョとミランテ・ド・パラナパネマを結ぶ州道272号線の11・9キロ地点で、864個の包みに分けた大麻、総計1143・98キロが押収された。
 道路警察によると、摘発されたのは、横腹に農業従事者を運ぶバスである事を大書した、プレジデンテ・プルデンテのプレート付のバスだ。
 逮捕された運転手によると、大麻を預かったのはマット・グロッソ・ド・スル州のドウラードスで、サンパウロ州ソロカバのガソリンスタンドで別の男に引渡せば1万レアルを受け取れる事になっていたという。運転手は、これらの大麻は、別の男がサンパウロ市まで運ぶ事になっていた事も明かした。

バスの横に積み上げられた1トン超の大麻(25日付G1サイトの記事の一部)

 道路警察が監査を行った時は、運転手だけがバスに乗っていた。1トンを超える大麻は、バスの天井の裏に何層にも重ねてびっしりと並べられており、大麻を取り出す作業はバスの内側と外側の両方から行われた。
 押収された大麻とバスはプレジデンテ・プルデンテの道路警察本部に運ばれたが、事件の調書はプレジデンテ・ベルナルデスの市警が作成。運転手の身柄は同市の警察署に拘束後、裁判所に送られる。