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サンパウロ日本人学校が寄付=44回目、日系福祉団体に

日本人学校の生徒の保護者と援協、福祉団体関係者ら

 サンパウロ市カンポ・リンポ区のサンパウロ日本人学校(曽川和則校長)が、「愛の募金活動」で父兄から募った金品を、日系福祉4団体に寄付した。6月25日に、サンパウロ市のサンパウロ日伯援護協会本部の駐車場で贈呈式が行われ、各団体の代表者が出席した。
 同校による寄付は、PTA(保護者と教職員の団体)社会奉仕部(寺田英子部長)が毎年実施。今回で44回目。
 高齢者福祉施設「憩の園」、希望の家福祉協会、社会福祉法人「こどものその」、援協やすらぎホームの4団体に寄付金と、衣類、靴、雑貨、食器、本など大小のダンボール約50箱の寄付品が贈られた。

届けられた寄付品

 寺田さんは「日本から遠く離れたこの地で、私達が日々日本を感じ、安心して暮らせるのは、皆様が苦労と長い時間をかけて日系社会を築いてくれたおかげです」と挨拶を述べた。
 税田清七援協副会長は「心温まる寄贈を誠にありがとうございます。頂いた品々はそれぞれの福祉施設で大切に使用します」と感謝の意を示した。