ブラジル国内ニュース
《ブラジル》駐米大使大統領三男指名に上院議員30人が反対=法務審議会も「縁故採用」と批判
【既報関連】ジャイール・ボルソナロ大統領(社会自由党・PSL)が、三男のエドゥアルド・ボルソナロ下議(PSL)を駐米ブラジル大使に任命しようとしている問題で、上院議員81人中、30人が反対し、賛成しているのは15人だけと、19日付ブラジル紙が報じた。
エドゥアルド氏が大使になるためにはまず、上院の外交国防委員会で試問を受け、その後、信任投票で信任された後、上院本会議でも承認されなくてはならない。
上院で承認されるためには41票が必要だ。エドゥアルド氏の大使就任を後押ししているダヴィ・アルコルンブレ上院議長(民主党・DEM)は、40対40にならない限り投票しない。
議長を除く80人中、賛成は15、反対は30、「答えたくない」が28、「決めかねている」が7だった。 18人の上院外交国防委員会でも、賛成3、反対6の情勢だった。上院最大の議席数を誇る民主運動(MDB)は13人の上議がいるが、賛成3、反対6、「答えたくない」3、「決めかねている」1だった。
既にエドゥアルド指名の意向を聞いたトランプ米大統領は、「すばらしい人事」と賞賛しているが、18日付ブラジル紙によれば、ブラジル上院の法務関係の諮問機関は、「ジャイール・ボルソナロ大統領が、実の息子エドゥアルド下議を駐米ブラジル大使に指名することは縁故採用(血縁を理由とした不適切な公職人事)にあたる」との意見書を作成、提出している。
また、セルジオ・アマラウ前駐米ブラジル大使は、「ブラジルが米国と新たな同盟関係を結ぶための交渉において、次期大使にかかる職責は重い」と語っている。