17~18日にサッカーのブラジル全国選手権1部リーグ第15節10試合が行われた。
今節最も注目を集めたのは、サンパウロ市モルンビ競技場で行われた、サンパウロFC対セアラー戦だ。
2003年1月に国内クラブのバイーアからスペインのセビージャに移籍し、以降、バルセロナ、ユベントス、PSGと欧州の一流クラブで17年間にわたって活躍。ブラジル代表も含めると、40回の公式大会優勝記録を持つダニエル・アウヴェスの、ほぼ17年ぶりの国内復帰戦だったからだ。
この試合、サンパウロFCは千両役者ダニエル・アウヴェスが前半に決めた1点を守りきって、1対0と勝利した。サンパウロFCにはほぼ同時期に、元スペイン代表の名手ファンフランも加入しており、彼のデビュー戦でもあった。
ここまで破竹の勢いで首位を走ってきたサントスFCは、成績不振で指揮官が交代したばかりのクルゼイロに0対2で敗れ、2連敗となったが、首位の座は守った。
2位のパルメイラスは、敵地でグレミオと対戦した。17日の土曜日に行われたこの試合は、20日の火曜日に同じ組み合わせでリベルタドーレス杯の準々決勝があるため、両チームとも控えメンバーを多く使い、1対1の引き分けに終わった。これでパルメイラスは7月半ばのリーグ戦再開後、5分1敗で、調子が上がってきていない。
足踏みの続くパルメイラスに勝ち点、得失点差で並び、総得点数で上回って2位浮上を果たしたのはリオの名門フラメンゴだ。
フラメンゴはブラジリアでヴァスコ・ダ・ガマと対戦。GKのジエゴ・アウヴェスが2回のPKを止めるなどの活躍を見せ、4対1で勝利。得失点差も稼いだことが、2位浮上につながった。
コパ・アメリカでの中断後、リーグ戦4勝3分の好成績で順位を上げてきたのがコリンチャンスだ。地元でボタフォゴと対戦したコリンチャンスはブラジル五輪代表に選出されたばかりのぺドリーニョの活躍もあり、2対0で勝利した。
次節第16節は順延のパルメイラス対フルミネンセ戦を除く9試合が、24(土)~26(月)に開催される。連敗で2位以下との差が縮まったサントスFCが、3試合ぶりに勝利できるかが注目だ。(17、18日付グローボ・エスポルテサイトなどより)
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