リオ州刑務所管理局(Seap)は20日、州内の刑務所では、今年に入ってから既に、7322個の携帯電話が押収されたと発表した。この数は昨年同期の5076個と比べ、44%増だ。
Seapはまた、リオ市西部バングー地区の刑務所で行われた同日の監査の結果も発表した。それによると、携帯電話30個、SIMカード5枚、ルーター3個に、大小の包みに入ったコカイン計368グラム、計312グラムの大麻、時計29個、香水5瓶やブランド物の衣類などが押収された。
リオ州では、今年年初に新知事が就任して以降、こうした刑務所の監査活動を強化している。
調査報告書によると、今年に入ってから、麻薬や携帯電話を外部から刑務所の中に持ち込もうとして身柄を拘束された人は58人いる。中には、妊婦だと偽って、探査機をくぐらずに入ろうとした例や、刑務所の外から麻薬や携帯を投げ込もうとした例もあった。
Seapは州内の刑務所の警備を強化するため、ドローンも3機購入した。また、金属探知機やスキャン用の器具、携帯電話の電波ブロック機器などの導入や監視カメラの増設も計画されている。(20日付アジェンシア・ブラジルより)