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《ブラジルサッカー》2部リーグで不戦敗が発生=給料支払い遅れで選手がプレーを拒否

 ブラジルリーグ2部に所属するフィゲイレンセの選手たちが20日、給料の支払い遅れに対する抗議として、試合を行うことを拒否、不戦敗となる事件が発生した。
 選手たちは試合開催地、アウェイのクイアバには向かったが、ホテルを出ることを拒否、その後予定より50分遅れでスタジアムに向かうバスに乗り込んだが、最終的に試合をすることを拒否した。
 主審はリーグの改正規定に従い、試合開始予定時刻から30分待ち、フィゲイレンセの選手たちが現れないことを確認し、クイアバの不戦勝を宣告した。この試合は3対0でクイアバの勝利とされ、勝ち点も加算された。
 給料の支払い遅れに対するフィゲイレンセの抗議は、前節15日のポンチ・プレッタ戦に破れた翌日の16日から始まっていた。選手たちが練習を行うことを拒否したのだ。
 選手たちは、17、18日も練習を拒否。すると、チーム首脳陣は「遅れている給料(7月分)と肖像権の一部(2カ月分)を28日までに支払う」と発表。選手たちは逆に憤慨し、20日までに支払わなければ、20日の試合をボイコットするとしていた。
 不戦敗が宣告された数分後、フィゲイレンセ首脳陣は「不戦敗は全て選手のせいで起こった」との書面を出した。
 チームには今後、罰金などのさらなる懲罰が科される可能性があり、不戦敗が続くなど、最悪の場合は2部リーグから外される可能性もある。(20日付グルーボエスポルテより)