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《ブラジル》入札事業のほとんどは現政権最終年実施?=入札モデルの審査の問題で

 ボルソナロ政権が計画する連邦レベルの入札事業のほとんどは、同政権の終わり頃に集中しそうだと、25日付現地紙が報じている。
 タルシジオ・デ・フレイタス・インフラ相は先週、ロンドンで投資家たちとの会合を行い、種々のプロジェクトのリストを提示した。
 それによると、少なくとも204億レアルが確保できるとされる今回の入札リストで、2020年までに入札を行えそうなものは全体の3分の1もないという。
 リストに上がった事業の70%以上は国道に関するもので、そのほかは、カンピーナスのヴィラコッポス空港をはじめとした空港の運営権などに関するものだ。
 ただ、連邦会計検査院(TCU)は、連邦政府が出してきた入札モデルに反対しており、国道に関しては、ほとんどのプロジェクトが入札モデルの審査に少なくとも1年以上の時間がかかると見られている。
 また、14州にまたがる国道(26区間)と、パラナ州に譲渡したが返却される道路に関連したプロジェクトの二つで、投資総額の43%分を占める見込みだという。