ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 7月に「ヴァザジャット報道」の元となったと思しき情報をハッキングしたとして逮捕されたうちのひとり、バルテル・デルガッチ・ネット氏がフォーリャ紙の取材に答えた。それによると、同氏は「自分が学んだ知識で公的な情報を得ようとしたけど、逮捕されるとは思っていなかった」と発言した。さらに、現在渦中にあるセルジオ・モロ外相やデウタン・ダラグノル・ラヴァ・ジャット作戦主任に関しては、「あんな指揮で大丈夫なの?」「国の支配者のつもり?」など、辛口な発言まで行った。同氏は「ネット上で左翼支持者のふりをした右翼党員」など不可解な点が多いが、ハッキングの真意は謎のままだ。
     ◎
 29日、欧州サッカー連盟(UEFA)が今年度の最優秀選手を発表したが、最優秀ゴールキーパーにアリソン(リバプール)が選ばれた。この賞をブラジル人が受賞するのは、ジュリオ・セーザル以来9年ぶり。なお、UEFA最優秀選手賞には、アリソンのリバプールでの同僚のセンターバック、ファン・ダイク(オランダ)が、メッシやロナウドを抑えて選ばれた。欧州チャンピオンズ・リーグを制したリバプールの守備が評価されたようだ。
     ◎
 昨日付で報じたリカルド・サレス環境相の入院騒ぎだが、同環境相は28日の午後4時過ぎに退院した。「心筋梗塞か」との噂まで広まっていたが、検査の結果、その症状はなかったとのこと。だが、痛々しい車椅子姿で退院したサレス氏は、「5日ほどの休養が必要」とされた。ゆっくり休んで、森林火災対策に取り組んでほしい。