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リオ州=ガロチーニョ夫妻を逮捕=オデブレヒトとの汚職計画で

 リオ州組織犯罪対策特別班(Gaeco)が3日、元同州知事のアントニー&ロジーニャ・ガロチーニョ夫妻を収賄容疑で逮捕した。3日付現地サイトが報じている。
 今回の捜査は、ロジーニャ氏がカンポス・ドス・ゴイタカゼス市の市長をつとめていた2009年から16年に導入した住宅プログラム「モラル・フェリース」に際して、オデブレヒト社との間で契約金の大幅な水増し計画が行われていた疑いに対するものだ。水増し額は6200万レアルに上り、夫妻が受け取った賄賂の額は2500万レアルとされている。アントニー氏は当時、住宅局員をつとめていた。
 今回は夫妻以外に3人の容疑者が逮捕された。彼らは夫婦の右腕的存在で、入札時から不正に関わり、オデブレヒト社との仲介役も担っていた。
 その中のひとり、セルジオ・ドス・サントス・バルセロス容疑者は先月、ウィルソン・ヴィッツェル・リオ州知事から、社会人権局副局長への指名も受けていた。
 アントニー氏は1999年~2002年、ロジーニャ氏は2003~06年にリオ州知事をつとめた。アントニー氏は4度目、ロジーニャ氏は2度目の逮捕となる。