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《ブラジルサッカー》全国選手権第18節=5連勝のフラメンゴが首位堅持=2位のサントスは引き分ける

リーグ戦18節で15得点と、得点王争いでもトップの、フラメンゴFWガビゴール(Alexandre Vidal/Flamengo)

 7日から8日にかけて、サッカーブラジル全国選手権第18節の全10試合が行われた。
 上位陣の中では首位のフラメンゴと、5位のパルメイラスだけが勝利し、2位のサントス、3位のコリンチャンスはホームで惜しまれる引き分け、4位のサンパウロは敵地でインテルナシオナルに敗れた。
 リベルタドーレス杯でも準決勝に進出し、勢いに乗っているフラメンゴは、最下位のアヴァイーと対戦した。
 この試合はアヴァイーのホームゲーム扱いだったが、全国的人気を誇るフラメンゴファンの動員、チケット収入をあてにしたアヴァイーは、試合を本来の地元フロリアノポリスではなく、中立地のブラジリアで開催した。
 スタンドのほとんどをフラメンゴのファンが埋めるという雰囲気の中で行われた試合は、フラメンゴが3対0で制した。絶好調のFWガビゴールはこの日も得点し、初先発となった17歳のFWレイニエルも得点した。
 これでフラメンゴは5連勝で、首位堅持。5試合のスコアも3対1、4対1、3対0、3対0、3対0と圧倒的だ。
 コパ・アメリカ明けに加わったフィリピ・ルイス、ラフィーニャの両サイドバックに、好調のガビゴール、ブルーノ・エンリケ、アラスカエタが躍動する攻撃陣は隙が見あたらない。唯一懸念されるのは、リベルタドーレス杯準決勝の2試合の前後、リーグ戦と合わせて4試合で、疲労から勝ち星を落とすことだが、戦力が豊富だから、その心配も大きなものではない。
 前節までフラメンゴと勝ち点36で並び、得失点差で2位だったサントスは、地元にアトレチコ・パラナエンセをむかえた。試合直前に、ブラジル杯の準決勝があり、試合直後にはブラジル杯決勝を控えるアトレチコ・パラナエンセは、先発の11人全員が控えメンバーという布陣で戦ったが、先制点を奪った。
 各国代表チームのスケジュールの関係で、主力を2人欠いたサントスは、終了間際の微妙な判定で得たPKで追いつくのが精一杯。これで、フラメンゴと勝ち点2の差がついた。
 サントスは、リーグ全38節の折り返しとなる次の19節で、フラメンゴと直接対決を行う。フラメンゴの独走を避けるためにも、サントスは勝ちたいところだ。
 マノ・メネゼス新監督の初陣となったパルメイラスは、敵地でのゴイアス戦に逆転勝利。以前順延された試合が10日に行われるため、それにも勝てば首位との勝ち点差は3となり、十分、射程圏内となる。(8、9日付グローボエスポルテなどより)