16日にブラジル国内で、小型機の事故が連発して起きたと16、17日付伯字紙が報じた。
最初の事故は、同日昼過ぎに、アマゾナス州マナウス市西部のエドゥアルド・ゴメス国際空港から同州内陸部のマウエス市に向かおうとした乗客8人と乗員2人を乗せた単発機が、離陸直後に空港敷地内の雑木林に突っ込んだものだ。
幸い、乗客、乗員共に死者はなく、市内三つの病院に運ばれた。内1人は同日中に退院許可が出て帰宅した。乗客の中には州福祉局や州労務局の職員が含まれていた。
同空港は事故の後、負傷者を救助する人達の安全確保のため、15時10分から16時45分の間の航空便の発着が見送られた。到着便4便中2便はパラー州のサンタレンとロライマ州のボア・ヴィスタに進路を変更。残る2便はボア・ヴィスタに戻った。
事故を起こしたのはTwo LinhasAereas社のセスナ機で、強風でうまく離陸できなかったため、強制着陸を試みた可能性があるという。真相は現在も調査中だ。
2件目は、同日夕刻にマット・グロッソ州州都のクイアバから約721キロのグアランタン・ド・ノルテ市で起きた、墜落・炎上事故だ。
事故を起こしたのは同市に住む企業家のジャイール・デムスキ氏が所有する小型機で、息子で技師のジョアン・アンデルソン・デムスキ氏が同乗していた。事故機は同市の空港に戻って来る途中だったが、空港まで2キロのところで高度を失い、地面に激突して炎上したという。
消防によると、デムスキ親子の遺体は事故機の外で見つかったが、遺体の一部は炭化していた。遺体は法医学研究所に送られ、市警が事故の原因の調査を始めている。(16、17日付G1サイト、16日付R7サイトなどより)