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 7月に発行された『コチア青年会報』第47号には、永松通一(みちかず)さんの「日本国籍」という一文が掲載されていた。ブラジルに帰化したが、日本国籍を再取得しようと思ったら難しいことが分かり、困っているという話だ。帰化を勧めたのはコチア組合の移民課の人で、「キミたちはブラジルに永住して仕事をするのだから、早くブラジル国籍をとった方が大きな土地を買って大地主になるには都合が良い」と説得されたそう。ただし、そのときは帰化したら日本国籍がなくなるという認識がなく、74年に日本へ旅行した際、ブラジル国籍だと痛感したとか。99年に里帰りした際、日本国籍の再取得を試みたが難問があって諦めたよう。《日本政府は日本移民の心情を汲み取って、ブラジル国籍の元日本人には日本旅券を出してもらいたい》と特別な扱いを求めている。コチア青年には同様の悔しい思いをした人が多いそう。皆で運動をしてみては?