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《ブラジル》9月15日締め月間インフレは0・09%=続く低インフレ傾向

 8月16日から9月15日までのデータで計算した、9月15日締めの広範囲消費者物価指数(IPCA―15)は0・09%だったと、24日にブラジル地理統計院(IBGE)が発表した。
 この数値は8月の0・08%から0・01%ポイント(P)アップしたが、前年9月の値とは同値だ。
 今年1月からのIPCA―15の累積(9カ月分)は2・60%で、昨年10月から今年9月までの直近12カ月間の累積は3・22%だった。
 「食品、飲料」はマイナス0・34%で、全体の値を0・08%P引き下げた。
 同部門の中でも特に、トマトのマイナス24・83%や、にんじんのマイナス16・11%、葉物野菜のマイナス6・66%、果物のマイナス0・93%、肉類のマイナス0・38%などが目立った。
 また、「家庭用品」もマイナス0・4%を記録した。その中でも、先月は2・21%値上がりした「家庭用電気製品」が1・22%値下がりしたのが目立った。
 一方、「住居費」は0・76%値上がりし、全体値を0・12%P押し上げた。住居費の中でも、追徴料金が最も高い赤旗1に設定された「電気代」の2・31%が目立った。
 「衣類」は0・58%高、「交通・輸送」は0・09%高、「保健・パーソナルケア」は0・09%高、「個人支出」は0・1%高、「教育」は0・04%高だったが、「通信」は0・06%値下がりした。
 IPCAは、リオ、サンパウロ、ポルト・アレグレ、ベロ・オリゾンテ、レシーフェ、サルバドール、クリチーバ、フォルタレーザ、ベレン、ブラジリア、ゴイアニアの11都市圏で計測される。
 都市圏別で最も物価上昇幅が大きかったのはゴイアニア都市圏の0・54%で、2位はフォルタレーザの0・24%、3位はクリチーバの0・21%だった。11の都市圏中、6都市圏では物価が上がった。
 逆にデフレとなったのは、リオ(マイナス0・1%)、サルバドール(マイナス0・04%)、ベロ・オリゾンテ(マイナス0・04%)、ブラジリア(マイナス0・02%)、ポルト・アレグレ(マイナス0・02%)の5都市圏だった。(24日付G1サイトより)