ホーム | ブラジル国内ニュース | リオ・グランデ・ド・ノルテ州=グレタさん侮蔑で番組解雇=ボルソナロ三男も批判行為

リオ・グランデ・ド・ノルテ州=グレタさん侮蔑で番組解雇=ボルソナロ三男も批判行為

 23日に国連気候行動サミットで演説を行って話題になった16歳のスウェーデン人環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんに対し、卑猥な言葉で罵倒したリオ・グランデ・ド・ノルテ州都ナタル市のラジオ局の番組司会者が番組を解雇された。25日付現地サイトが報じている。
 問題が発生したのは24日、ナタル市のラジオ局「96FM」の番組「96ミヌートス」司会のグスターヴォ・ネグレイロス氏が、グレタ演説に関し「ヒステリックだ」と批判し、「気持ちを落ち着かせるにはセックスが必要だ」との発言を、共に番組を進行していた女性司会者の制止を振り切って連呼した。
 翌25日、同番組のスポンサーが降板したこともあり、グスターヴォ氏は番組内で謝罪したが、その後、解雇された。グスターヴォ氏は昨年まで同州の観光副局長をつとめていた。
 グレタさんの演説に関しては国際的に賞賛を集める一方、皮肉めいたツイートを行った米国のトランプ大統領をはじめ、主に保守派の人々から強い批判の声があがっている。
 ボルソナロ大統領三男のエドゥアルド下議も25日、グレタさんがアフリカの飢餓に苦しむ子どもたちを前にした電車内で高級な食事をするという、偽造写真をネットで拡散している。