ロドリゴ・ジャノー元検察庁長官が、在任中に最高裁内に銃を携行し、ジウマール・メンデス判事を暗殺して自殺しようとしたことがあったという、衝撃告白を行った。27日付エスタード紙が報じている。
同紙によると、最高裁が2017年5月に企業家のエイケ・バチスタ氏に対する人身保護令適用を審理しようとした際、検察庁長官だったジャノー氏が、メンデス長官(当時)は審理に加わらないよう進言して虚偽の反論をされたという。
ジャノー氏はメンデス判事の妻がエイケ氏の企業の弁護士を務めていることを理由に挙げたが、その後、同判事が「彼の娘は経済防衛行政審議会(CADE)でOAS社の弁護士を務めている。司法界関係者がラヴァ・ジャット作戦に関与した企業の弁護士を務めるなんて」と文書で反論したという。
「娘が刑事裁判の弁護士を務めたことはない」「メンデス氏は嘘をついた」と憤ったジャノー氏は、銃を携行して最高裁に出向いたという。彼はその日、メンデス氏が法廷の脇の部屋に一人でいるのを見かけたが、気分が悪くなり、副長官に審理への代理出席を頼んで退廷したという。
これを聞いたメンデス氏は27日、「殺意の告白は尊重する」と言いつつ、「精神科に行くことを勧める」と皮肉った。