27日よりリオ市のシダーデ・デ・ロックで、通算8回目となる大型ロック・フェスティバル「ロック・イン・リオ」が、2週の週末、計7日間を使って開催される。
1985年に第1回目を開催。第4回目の20011年までは10年に1回ペースの開催だったが、2011年からは隔年で、現在の「2週7日制」が定着。毎度、発売とほぼ同時に売り切れの盛況が続いている。
今年の各日のトリを務めるのは以下の面々だ。
9月27日:ドレイク、28日:フー・ファイターズ、29日:ボン・ジョヴィ
10月3日:レッドホット・チリ・ペッパーズ、4日:アイアン・メイデン、5日:ピンク、6日:ミューズ
ロック・イン・リオは比較的、同じアーティストがトリをつとめることが多く、ボン・ジョヴィやレッドホット・チリ・ペッパーズは隔年開催になってからは2度目のトリだ。アイアン・メイデンは、1985年の第1回目に出演して以来、同フェスティバルの「顔」と呼んでいい程、何度も出演しているバンドだ。
ロック・イン・リオはこうした、30年以上のキャリアを誇る大物バンドを大事にしてきているが、ロックにあまりなじみのない若い観客らに対しては、ポップなアーティストを取り込むなどして時代にも対応してきている。今年で言えば、女性歌手のピンク、そしてロック・イン・リオ初出演となる現在世界屈指のラッパー、ドレイクがそれにあたる。
ロック・イン・リオは現在も、第1回同様にロベルト・メジーナ氏が主宰しているが、ここ数年は娘のロベルタ氏の実権も大きくなり、父娘での「二人三脚」の運営となっている。ここ数年の同フェスのラインナップも、そんな親子の運営感覚が表れたものと言えるかもしれない。
ロック・イン・リオはムウチショウ局で、はじまりから終りまで、終始生放送で見ることもできる。(27日付オ・グローボ紙電子版より)