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沖縄県人会=芸能コンクールで真剣勝負=琉球古典音楽・琉球舞踊6日

来社した一行

 ブラジル沖縄県人会・ブラジル沖縄文化センター(上原定雄会長)は「第42回琉球古典音楽コンクール・第39回琉球舞踊コンクール」(国吉涼子実行委員長)を6日午前10時から、リベルダーデ区の県人会本部大サロン(R. Dr. Tomas de Lima, 72)にて開催する。
 午前は琉球古典音楽、午後は琉球舞踊のコンクールを行う。出場者は新人賞、優秀賞、最高賞の3部門分かれ、それぞれ演奏、舞踊を披露。審査員による賞の合否認定を受ける。
 午前10時には、野村流古典音楽協会ブラジル支部、野村流古典音楽保存会ブラジル支部、琉球筝曲興陽会ブラジル支部、琉球筝曲保存会ブラジル支部の豪華共演による演奏で幕を開ける。
 案内に来社した上原会長、国吉実行委員長、城間和枝審査委員長、知念直義さん、比嘉幸男さんは「コンクールは1年間の練習の成果を試し、賞の合否を決める場。リラックスしたショーとは異なり、出場者の緊張や真剣さがひしひしと伝わってくる。音楽や舞踊の愛好家にはたまらないステージになる」と魅力を語った。


□関連コラム□大耳小耳

 今週日曜日開催の「第42回琉球古典音楽コンクール・第39回琉球舞踊コンクール」で審査委員長を務める城間和枝さんによると、「南米で沖縄の古典芸能に段位(賞)を設けているのはブラジルのみ。それぐらいブラジルは南米ではレベルが高い」そう。琉球古典音楽、琉球舞踊には新人、優秀、最高の3つの賞が設定されており、新人賞に合格できれば、次回は優秀賞に挑戦できる。反対に不合格認定を受けると、一つ下の賞から挑戦をやり直すという厳しい制度だ。師範となるには、最高賞を何年も維持しなければならず、継続した鍛錬が必要となる。ハイレベルな芸能には、相応の努力が欠かせないようだ。