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東西南北

 昨日付本欄でも報じたサンパウロ市北西部で9月29日に起きた9歳の少女、ライッサ・エロア・カパレリ・ダドーナさん殺害事件は、12歳の少年が殺害したことを正式に認めた。少年によると、学校のフェスタから3・5キロ先のアニャンゲーラ公園まで手をつないで連れて行き、しばらく一緒に遊んだが、手や木材で殴打した後、木の幹に縛り付け、首を絞めたという。少年は殺害の動機などは語っていないが、ライッサさんの親類によると、少年は同じ通りに住んでおり、半年ほど前からライッサさんに近づいていたという。少年は45日間の少年院入院となってが、「12歳は子供ではなく、青少年の刑罰の扱いになる」と見る専門家もいる。
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 サンパウロ州検察局は、昨年5月1日に起きた、サンパウロ市セントロのビル「ウィルトン・パエス・デ・アウメイダ」の火災・崩壊事故で、6人を殺人罪などの容疑で訴えた。このビルは廃墟同然だったが、セン・テットが占拠して住んでいた。火災により、7人が死亡、2人は行方不明のままだ。なお、検察局は、占拠グループが違法に電力を使用していたことも指摘している。グループはガスボンベやアルコールを使い、料理などもしていたという。
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 1日のサッカーのリベルタドーレス杯準決勝第1戦。アルゼンチンはブエノスアイレスでの宿敵同士の対戦となった試合は、本拠地で戦ったリーベル・プレイトがボカ・ジュニオルズを2―0で下した。第2戦はボカの本拠地ボンボネーラで22日。両チームは昨年の乱闘事件の印象があるため、とにかく無事に終わることを祈りたい。