国家配給公社(Conab)が10日、2019/20農年の穀物の収量は、2018/19農年を1・6%上回る2億4580万トンとなる見込みだと発表したと、10日付伯字紙サイトが報じた。
ブラジル最大の輸出量を誇る大豆は、前農年比4・7%増の1億2040万トンの収穫が見込まれている。この予想が的中すれば、収量の新記録を更新する上、輸出量が米国を抜いて、世界一となる可能性もある。前農年は一部地域で干ばつが起きたが、今農年は作付面積も1・9%増えると見られている。
トウモロコシの作付面積は昨農年比1%増の414万ヘクタールとなる見込みだ。また、第1期の収量は昨農年比2・5%増の2630万トンで、第2期も1・9%増の1億240万トンと見られている。大豆を収穫した後に栽培する第2期のトウモロコシは、穀物の収量全体の約70%を占める。
米の収量は前農年より1・9%多い1060万トンの予想で、作付面積は0・6%増えて170万ヘクタールとなる見込みだ。
フェイジョンは前農年の雨がたたり、収益率がより高いトウモロコシや大豆に乗り換える農家が出たため、作付面積が3・9%減ると見られている。
棉の作付面積は1・2%増えて160万ヘクタールとなった。小麦は前農年の収穫がまだ終っていないが、19/20農年は510万トンの収穫が見込まれている。
穀物や棉の作付面積の合計は、前農年比1・1%増の6390万ヘクタールと見られている。(10日付アジェンシア・ブラジル、G1サイト、ヴェージャ誌サイトより)
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