《ブラジル》９月の雇用は１５・７万の純増＝９月としては１３年以来の伸び

　全就労・失業者台帳（Ｃａｇｅｄ）によると、９月の正規雇用者は１５万７２１３人の純増で、９月としては２０１３年の２１万１０６８人に次ぐ伸びとなったと１７、１８日付現地紙、サイトが報じた。
　９月の新規採用は１３４万１７１６人で、解雇者の１１８万４５０３人を１５万７２１３人上回った。今年に入ってからの数字で見ると、２月の１９万１３００人に次ぐ、良い結果だ。１～９月の正規雇用者は７６万１７７６人純増で、昨年同期の７１万９０８９人を５・９％上回った。
　９月の雇用を牽引したのは、サービス業の６万４５３３人や製造業の４万２１７９人で、商業の２万６９１８人や建設業の１万８３３１人がこれに続いた。
　また、地域別では、北東部が５万７０３５人の純増で全体を牽引した。
　９月の新規採用者（正規雇用）の平均給与は１６０４・６０レアルで、昨年同月より３％増えたが、８月の平均の１６１６・６０レアルと比べると０・７４％減った。
　平均給与が最も高かったのは、７４５人の純増だった鉱業の２７１０・５０レアル。最も低かったのは、４４６３人の純増だった農牧業の１３１３・１２レアルだった。
　経済省は、正規雇用の伸びは経済活動が回復している証拠で、リベラルな経済政策の結果と評価している。
　なお、９月の場合、６０１５人は、１日の就労時間が８時間未満、または１週の就労日が少なく、就労時間分だけの給与を受け取る「インテルミテンテ」、１８０７人は、週２６時間未満で時間外労働も制限される、または、週３０時間未満で時間外労働はない「パルシアル」だった。