レジストロ日伯文化協会(川尻イリネウ誠会長)と日蓮宗恵明寺が共催する「第65回レジストロ灯篭流し」が11月1日~3日の3日間、リベイラ川畔のベイラ・リオ広場で開催される。
同イベントは、ブラジルのお盆である「死者の日」(フィナードス)に合わせて行われるレジストロの恒例行事。今年は新しい試みとして、会場で冷やし中華やチキン南蛮を提供する。また会場では、来場者の名前や好きな言葉を、その場で短冊に習字で書いて販売する取り組みを初めて行うという。
1日午前9時からは、サウダーデ墓地で慰霊法要が行われ、午後7時からはレジストロ文協の和太鼓演奏や、コロニア歌手の谷川セルジオのショーなどが披露される。
2日午前9時から橋の近くで生長の家による国道116号線の交通事故犠牲者に対する追悼法要を行い、午後5時にリベイラ川のお清め式、先没者追悼法要、午後7時からは約1500基の灯篭流しを行う。
午後8時からは開会式が行われ、午後10時に15分間花火が打ち上げられ、1日を締めくくる。
3日には、午後2時半からコスプレコンクール、午後7時からはコロニア歌手の伊藤カレンによるショーも開催する予定だ。
案内のために来社した川尻文協会長、レジストロ文化体育協会(ACER)の佐久川マリオ会長は「マンジュウバのフリッタや刺し身など、美味しい料理も提供します。令和初の灯篭流しに是非参加してください」と来場を呼びかけた。
灯篭は幅15センチ、高さ20センチの大きさを25レアルで提供している。
詳細及び問い合わせは、レジストロ文協(電話=13・3822・4144、メール=acnbrgt@uol.com.br)まで。また、灯篭の予約はサイト(www.tooronagashi.com.br)でも可能。
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レジストロ日伯文化協会の川尻イリネウ誠会長によれば、レジストロ灯篭流しのために、毎年約1500~1800基の灯篭を作っているという。それだけの量を準備するのは大変ではないかと思い尋ねると、「文協で材料を用意して、障害者施設の子どもたちに作ってもらっている」とのこと。施設の子どもたちは、最初は灯篭を作るのに時間がかかっていたが、現在は1分くらいで作れるのだとか。子どもたちが頑張って作った灯篭、祭りに参加して購入してみては?