法務省の指揮で12州の市警が連携し、映画や連続ドラマ、テレビ番組などを違法な形で流している210件のサイトや100件の不法なアプリを摘発する作戦が、1日に実行された。
電子版の海賊版摘発の目的は、これらのサイトやアプリを凍結または差し止め、インターネット検索などにも出てこないようにする事だ。もちろん、これらのサイトに関連するソーシャルネットワーク上のプロフィールやページの削除も行う。
海賊版の摘発は、アマゾナス、バイア、エスピリトサント、ゴイアス、マット・グロッソ、ミナス・ジェライス、リオ・グランデ・ド・ノルテ、リオ・グランデ・ド・ノルテ、パライバ、ペルナンブコ、サンタカタリーナ、サンパウロの12州で行われた。
「404作戦」と命名された作戦には、米国大使館や米国司法当局なども含む、国内外の諸機関が協力している。
市警によると、国内で最もアクセスが多い方から上位10の不正サイトは、2018年に計13億回のアクセスを受けている。これらの10の不正サイトは、2015年の8月から16年の8月に1700万レアルの収益を上げたという。
市警では、ブラジル国内にはテレビ番組を不正に流すための違法なシグナルが約420万回線あり、損失額は年間90億レアルと見ている。
サンパウロ州では組織犯罪捜査課が参加し、サンパウロ市内4カ所、内陸部5カ所の計9カ所で家宅捜索を実施。携帯電話やノートブック、パソコン、火器などを押収する一方、3人を現行犯として逮捕した。(1日付G1サイト、同アジェンシア・ブラジルより)