【既報関連】マリエレ・フランコ元リオ市議殺害事件に関する調書によると、リオ市警は昨年11月にはボルソナロ大統領の自宅のあるコンドミニオの入場記録を入手していたことが判明し、「今年の10月に手にした」という州検察局との見解に食い違いが出ていると、6日付フォーリャ紙が報じている。
リオ州検察局は10月30日に、マリエレ事件の殺害グループの一人、エウシオ・ケイロス容疑者が18年3月14日にボルソナロ氏の自宅を通してコンドミニオ内に入り、共犯者のロニー・レッサ容疑者の自宅に向かったという説は「門番の嘘」だったとの見解を発表した。
だが、入場記録がボルソナロ氏のコンドミニオの番号「58番」になっていることへの疑問は消えていなかった。
フォーリャ紙が6日付で報じたところによると、リオ市警は昨年11月にはこの入場記録を入手しており、今年3月には州検察局にも入場記録を入手したことが伝えられていたという。
これはリオ州検察局が「10月5日にはじめて手にした」とした証言内容と食い違う。
「10月5日に手にした」と証言していたのはカルメン・カルヴァーリョ捜査官だ。同氏は、ボルソナロ氏の支持者であることを示す写真などをネットに掲載していた事実が10月30日に発覚したことで騒がれ、1日に同件担当を降りた。
さらに、「証言を行った門番と直接住人に連絡を取った門番は別人」などの説も浮上している。
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