ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 6日、スペインのマドリッドで行われた、サッカーの欧州チャンピオンズ・リーグでのレアル・マドリッド対ガラタサライ戦で、サントスからレアルに今季入団したばかりのロドリゴ(18)が、ハットトリック(1試合3得点)を決める大活躍を見せ、世界のサッカーファンの度肝を抜いた。レアルといえば、同杯での最多優勝を誇る欧州サッカー界随一の強豪だ。そこでレギュラーで出場することさえ快挙なのだが、そこで早くもエース級の活躍をしたのは衝撃だ。これまでも、ロマーリオ、ロナウド、リバウド、ロナウジーニョなど、「R」で名前がはじまる選手は出世するといわれたブラジルだが、期待は高まるばかりだ。
     ◎
 チリのセバスチアン・ピニェラ大統領に対し、米州機構人権委員会が視察団派遣許可を求めている。同国では、裁判所が人権問題専門の弁護士らが提出した大統領告発の文書も受け付けた。今回のデモでは民衆による焼き討ちなども起きているが、軍による暴力も問題視されており、これまでに少なくとも20人が死亡、26人がゴム弾などにより失明したと報じられている。追い込まれている大統領は辞任を否定し、憲法改正で事態を乗り切ろうとしているが、果たしてどうなる?
     ◎
 サンパウロ市を突然の強い雨が襲った5日、南部カポン・レドンドで、電柱から垂れていた電線に触れた歩行中の40歳女性が感電死する事故が起きた。電線は事故の前から切れて垂れ下がっていたが、女性は傘もささず、イヤホンをはめて歩いていたため、「危ない」との叫び声が聞こえず、被害に遭ったという。