在サンパウロ日本国総領事館の広報文化班に2017年4月から赴任していた平野恭子副領事(33、東京都)が7日に任務を終えるに当たり、帰国の挨拶に来社した。
ジャパン・ハウスの開館1カ月前に着任し、立ち上げや軌道に乗せるところまでを支えてきた。「2年半、日系社会の皆さまにお世話になりました。日系社会の存在抜きには、ジャパン・ハウスの成功は考えられませんでした」と感謝の言葉をのべた。
任期中に印象に残った逸話を尋ねると、「眞子内親王殿下がご来伯されたとき、アラサツーバでの受け入れを担当した。安永信一ノロエステ連合会会長ら役員の皆さんが、1ミリ単位で細かく受け入れ体制を練り、打ち合わせされていた姿に感動した」とのこと。
任期付き職員だったため、今後は民間に戻る予定。「これからも日本とブラジルをつなぐ仕事を続けていきたい」と力強く語った。