Jリーグの東京ヴェルディや浦和レッズなどで2005年から2007年にかけて活躍、2006年には得点王にも輝いた元ブラジル代表FWのワシントン(44)が、ブラジルサッカー連盟(CBF)の「ブラジルサッカー推進ディレクター」に就任することが決まった。
今年4月、CBF新会長にロジェリオ・カボクロが就任したのと同時に設置された「ブラジルサッカー推進部」は、7月まで元ブラジル代表MFのジュニーニョ・パウリスタが率いていたが、同氏のブラジル代表コーディネーター就任とともに空席になっていた。
ブラジルサッカー推進部は、国内のサッカー振興活動を取り仕切る。
その他にも、ブラジルサッカー全体のデータ、情報分析や、サッカーがさらに振興、発展していくための戦略立案、国際サッカー連盟(FIFA)や南米サッカー連盟(Conmebol)から割り当てられたサッカー振興予算の割り振りを行う。
ワシントンは、「サッカーはますます発展しているが、これを永続的なものにするために、いくつか解決しなくてはならない問題がある。『ブラジルサッカー推進部』は、ブラジル全土でサッカーをさらに発展させるための、CBFとしての戦略室と認識している」と語った。
また、ロジェリオ・カボクロCBF会長も、「CBFの運営部門に新戦力を迎えることができてうれしく思う。彼のような元選手たちは、ブラジルのサッカーが、成人男子部門だけでなく、女子部門や育成部門でも拡大・伸長していくと共に、プレーの質だけでなく、スタジアムや観戦環境、練習環境の質の向上という意味においても発展していくために、重要な役割を担ってくれると信じている」と語った。(21日付エスタード紙より)
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