サンパウロ市警が21日、サンパウロ市東部イタイン・パウリスタで、民家のトイレの壁を偽造して隠してあった大量の火器を押収した。
コンクリートブロックを積んで作った壁の奥に隠されていた火器は、9ミリ口径の拳銃8丁、ライフル7丁、現金輸送車襲撃事件などで使われ、ヘリコプターも撃ち落せる50口径の銃3丁で、専用の銃弾も一緒に押収された。
市警によると、1カ所でこれだけ大量の武器が押収されたという事は、犯罪組織が絡んだものに間違いないという。押収された武器は非常に高価で、個人レベルのコレクションではありえないからだ。
市警は同日、使用が限定されているタイプの火器の不法所持と、犯罪組織構成の容疑で、マルコス・アンドレ・デ・ソウザ容疑者(39)の身柄を拘束した。
今回の火器押収は2カ月に及ぶ捜査の実だが、市警によると、押収された火器の一部は比較的最近使われた痕跡があり、同種の火器が使われた襲撃、強奪事件との関係についての捜査も継続して行うという。(22日付G1サイトより)
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