リベルダーデ友好会(平崎靖之会長)は、中前隆博氏の在アルゼンチン日本国特命全権大使着任を祝うため、8日にアルゼンチン首都ブエノスアイレスの大使公邸を訪問した。
アルゼンチンへの訪問団は14人で、そのうち平崎会長、本橋幹久さん、石井ケルソンさんが報告に来社した。
中前大使は8月31日に着任。前在サンパウロ日本国総領事で、その時代にはジャパン・ハウス立ち上げに携わった。
本橋さんは「中前大使は総領事時代、日系社会のことをよく気にかけてくださった」と振り返った。平崎会長は「今回も私たちを快く迎えてくださり、夕食とタンゴ鑑賞を楽しみました」と笑顔で語った。
リベルダーデ友好会はリベルダーデ区を中心とする日系団体関係者、日系人企業家の親睦を目的とした会。
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中前隆博駐アルゼンチン大使は在サンパウロ総領事時代に、礼儀正しいふるまいと気さくな人柄から日系社会でも親しまれた。当時、立ち上げの最中だったジャパン・ハウスの場所を巡り、現在のパウリスタ大通り沿いに置くとする外務省に対し、日系社会では「日系社会の中心であるリベルダーデに」との意見も強かった。ブラジル鳥取県人会会長やブラジル日本都道府県人会連合会会長を務めた本橋幹久さんによれば、中前大使は当時、県連の代表者会議に繰り返し訪れ、丁寧に政府の意図を説明したという。今後は中前大使の手腕と人柄で、日亜の外交関係はもちろん、日系社会も盛り上げてほしいところか。