人気司会者ロドリゴ・ファロが24日、同僚司会者ググの追悼特集の中で涙の名コメントをした直後、自分の姿がテレビに映っていることに気がつかず「視聴率どうだった?」との発言を行ない、問題となった。
この番組は、24日放送のレコルデ局の番組「オラ・ド・ファロ」だ。この日は、22日に米国にある別荘で事故死した人気司会者ググ・リベラートの追悼特集が組まれていた。ググの死はこの週末、ブラジル国内で最も報じられ、国民の話題になった。
ファロは先輩司会者との思い出を語るなかで、気持ちが抑えられなくなり、涙声でしゃべり続けた。このシーンは感動的なものとして、いったんはツイッター上などでも視聴者に好意的に話題にされた。
だが自分の語りが終り、カメラが別の中継に切り替わった際、ファロがすかさず番組関係者に「今の視聴率どうだった?」とたずねる場面が映し出されてしまった。音声は出なかったが、唇の動きで発言内容がバレ、視聴者は一気にしらけてしまった。
ファロ本人としては、「中継のシーンなので、自分はカメラに映っていないだろう」と判断したものと思われる。だが実際のテレビ画面は、左半分は中継先、右半分はファロを映していた。
番組では、まだググの追悼特集の続きであったことから、「なんと失礼な」との反応がツイッター上などを中心に起こり、ファロは批判の矢面に立たされてしまった。