「即位の礼」に参加した菊地義治さんが「引き出物として受け取った」と見せてくれた、色とりどりの金平糖が入った純銀製の「ボンボニエール(フランス語で〃菓子器〃)」。
NHKの報道によれば、明治時代以降、皇族の結婚式等の慶事の祝宴で出席者に贈る習わしがあるという。現上皇陛下が「饗宴の儀」を行った際にも、ボンボニエールが送られた。
表面には、天皇家の紋章である菊花紋章と、前回の「即位の礼」で作られたものと同じく鳳凰の模様があしらわれている。この鳳凰の模様は、前回と今回のものを並べると対になるようにデザインされているのだとか。折角なので、2つ揃った状態を見たいところ?(亜)
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10月22日に東京の皇居で開催された「即位の礼」に参加した汎米日系人らは、翌23日にホテル・ニューオータニ東京で行われた内閣総理大臣夫妻主催晩餐会にも出席した。文化行事では、狂言師の野村萬斎さん、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、文楽人形遣いの吉田玉男さんらが、五穀豊穣(ほうじょう)を祈り舞う演目「三番叟(さんばそう)」を共演。会場にいた菊地義治さんによれば、「このような豪華な顔ぶれによる伝統芸能の共演は、日本でもあまり披露されたことがないと聞いた」のだとか。