リオのジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)は25日、11月の消費者景気信頼感指数が前月比0・5ポイント(P)ダウンの88・9Pだったと発表した。
この指数は0~200Pの間で算出され、100Pより上ならば、景気を信頼している、または楽観している状態を示すが、それより下ならば景気を信頼していない、または悲観している状態を示す。
今年9月からは前月比マイナスが3カ月連続しており、今年7月以降、最低値となった。
同指数の構成要素である「現状認識」は、前月の77・4Pより1・1Pアップの78・5Pで、「将来の期待値」は、前月の98・3Pより1・4Pダウンの96・9Pだった。
家電製品、家具などの「耐久消費財の購入意欲指数」の低下も、消費者信頼感指数全体を引き下げる方向に作用した。
FGV所属調査員のヴィヴィアーネ・セダ・ビッテンクール氏は、「積立退職金早期払い戻し制度や、低インフレが続く中の金利低下も、まだ、消費者に気前よく買い物をしようと思わせるには十分でない」とし、「購買力の低い消費者にとっては苦しい年末になりそうだ」と語っている。(25日付アジェンシア・ブラジルより)
タグ:ヴァルガス