ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長が、26日からサンパウロ市シリオ・リバネス病院で、第3次の癌の化学治療をはじめている。今度の治療も30時間を要するものだ。同市長は前日の再入院の際、元気そうに振るまい、大問題となったパウロ・ゲデス経済相のAI5擁護発言を聞くと、「もし施行されれば、ボクも街に飛び出して抗議してやる」と発言。軍事政権と戦った政治家で祖父のマリオ・コーヴァス元サンパウロ州知事の孫らしい一面を見せた。今回の化学治療の結果次第で、コーヴァス氏の今後の方向性が決まるという。良い方向に向かうのを願うばかりだ。
◎
26日正午頃、サンパウロ大都市圏オザスコの建設現場で、クレーン設営のために別のクレーンで運んでいた部品が落ち、その下敷きになって1人が死亡、2人が負傷する事故が起きた。亡くなったのは、ヴィセンテ・ジョゼ・ドス・サントス氏(64)で、同氏はクレーン操縦経験25年のベテランだったという。負傷者のうち1人は病院に運ばれ、もう1人は病院に行くのを断ったという。現在、市防災局が事故の原因を解明中で、それまで現場は立ち入り禁止になるという。
◎
「明日(金)はブラック・フライデー」――ここ数年「大安売り日のひとつ」として定着しつつあり、「今回は何を買おうか」と手ぐすね引いて待っている人も少なくない。既にロージャス・アメリカーナスやカーザス・バイーアなどの安売り店や一部ショッピングセンターが特別営業を発表しているので、問い合わせてみては。