AZUMA KIRIN社(尾崎英之社長)は16日、サンパウロ市の日本文化広報施設ジャパンハウス内の日本食レストラン『藍染』にて、弥勒米広報イベントを行った。レストランオーナーや料理人を中心に約70人が参加した。
弥勒米の製品紹介と新発売するウルグアイ産の赤・白ワイン『CERRO DEL TORO ALBARINO 2019』の紹介を行ったほか、日本から招いた寿司職人の山崎源太郎さんによる日本米の調理講習を実施。洗米のコツや美味しい酢飯の作り方、寿司の握り方の実演を行い、参加者に日本食の技術の細やかさを伝えた。
『藍染』の白石テルマシェフと山崎さんによる競演企画も実現。前菜から主菜、デザート、食中酒に至る全ての品目に弥勒米を使用した、2人が考案した創作和食コース料理が参加者に振舞われた。
参加したシュラスコレストラン・バルバコアの料理人マルセロ・フォーバロさんは「2人の料理は一品々々が丁寧で、和食の素晴らしさを実感できた。お米の香りや旨み、弥勒米の品質の高さを感じることが出来、参加してよかった」と感想を語った。
イベント後、尾崎社長は「前身の東山農産加工社が日本人移民のために日本酒『東麒麟』を製造し始めてから今年で85年が経つ。今では日本人移民だけでなく、ブラジル社会へ日本食文化を伝えることも当社の重要な使命となっている。これからも品質に嘘をつかず、製品を通じてしっかりとブラジル社会に日本食の素晴らしさを伝えていきたい」と述べた。
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AZUMA KIRIN社のイベントで供された弥勒米ずくめの合作料理は以下の様なもの。調理技術もさることながら、献立自体も考えぬかれたもののようだ。【前菜】米カレーコロッケ、米粉生春巻き、海老のぶぶあられ天ぷら、【寿司】鮪の醤油漬け、海老の黄身漬け、蛸の柔らか煮、ビジュピラの昆布締め、帆立味噌漬け、梅胡麻味噌河童巻き【主菜】タラの塩麹焼きエリンギほうれん草添え、海鮮おこげあんかけ【デザート】米乳とアーモンドのパンナコッタ【食中酒】東麒麟・生酒、東麒麟・吟醸。