ボルソナロ大統領が11月に離党し、現在も対立が続いている社会自由党(PSL)が3日、党内で裏切り行為を行ったとされる党員への処分を発表し、大統領三男のエドゥアルド下議らが党員活動1年間禁止などの処分を受けた。3日付現地サイトが報じている。
PSLの党中央役員会は3日、同党の下議18人に対して、党員としての活動一時停止などの処分を発表した。
最長はエドゥアルド氏ら4人に科された1年間で、ほかの14人も、警告や3カ月~10カ月の活動停止処分を受けた。
処分対象者は、10月に同党下院リーダーのデレガード・ヴァウジール氏を強引に解任させ、エドゥアルド氏をリーダーにするよう画策した議員たちだ。
この処分は、党内のみならず、ロドリゴ・マイア下院議長にも伝えられる。
これらの議員は、ボルソナロ大統領の新党「ブラジル同盟」の発足と同時に移籍すると見られている。現在までにPSLを離脱したのは、大統領と長男のフラヴィオ氏のみで、エドァウルド氏は下院リーダーの立場上、離党できずにいた。
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