ブラジル地理統計院(IBGE)が4日に発表した今年10月の月次国内工業生産調査によると、10月のブラジル国内の工業生産は、前月比0・8%増を記録した。
8月から3カ月連続の前月比増で、この間の累積生産量アップ率は2・4%になった。
今年10月の工業生産は昨年10月より1%増えたが、今年1月と比較すると1・1%のマイナスで、昨年11月から今年10月までの直近12カ月累積では1・3%のマイナスだった。
10月の0・8%アップは、大別4部門の内3部門が先月比でアップした結果で、細分化した26部門で見ると、14部門で生産がアップした。
大別4部門では、「耐久消費財」が1・3%アップ、「半耐久および非耐久消費財」が1・0%アップで、2カ月連続の生産増を記録した。「中間財」は0・3%アップで、8月の1・6%、9月の0・2%に次ぐ、3カ月連続のアップとなった。だが、「資本財」は、9月の0・4%マイナスに次ぐ、0・3%のマイナスを記録した。
細分化された26部門中、生産増に最も寄与したのは、「食料品」の3・4%と「医薬品」の11・2%だった。
他にも「機械、器具、電気製品」は4・9%、「紙パルプ」は2・4%、「印刷、記録および再生」は15・3%、「機械装置」は1・4%、「その他の化学物質」は1・1%、「非金属および鉱物」は1・8%、「飲料」は1・6%、各々アップした。
逆に対9月比で生産量が減少した10部門中、最も影響が大きかったのは、「コークス、石油製品およびバイオ燃料」のマイナス2・1%、「金属工業」のマイナス3・2%、「鉱業」のマイナス1・1%などだ。
また、「アパレル、アクセサリー」のマイナス3・4%、「家具」のマイナス5・6%、「自動車、トレーラー、車体」のマイナス0・6%などもそれなりの影響を与えた。(4日付アジェンシア・ブラジルより)
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