柳誌『ぶらじる川柳』11月号が刊行され、当地川柳界を代表する重鎮・柿嶋さだ子追悼号となっていた。7月30日に亡くなり、翌31日に荼毘に付され、スザノ墓地に埋葬された。享年90。晩年の句《母の背に貼って上げたい五つ星》も再録された。大城戸節子さんは追悼コラムの中で、自分が特選にとった柿嶋さんの作品《謙虚さが地味な人柄光らせる》を紹介した。また北パラナ在住の今立帰さんは訃報を聞いて《風さわぎ遠く柳が朽ち果てる》と追悼句を詠んだ。同じく鈴木甘雨さんも《あの世でも柳人仲間で座を囲み》。また同号では特集「第66回全伯川柳大会」の「ぶらじる川柳大賞」の栄えある1位に青井万賀さん、2位に那須アリセさん、3位に遠藤幸雄さんと発表された。